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1/2400 水雷艇 雉 8

こんばんは。

極小模型に限らず何事も予定どおりに進まなくて焦る今日この頃ですが、
煙突基部の構造物の下部斜めになってる部分の幅がやや広くなってしまってるのがどうしても気になっていったん剥がしてしまいました。



勢い余って台座の支柱部分が一部剥がれてしまったので、この機会にそちらもばらして台座の傷や荒れ、支柱の裏の水平なども修正することにしました。

構造物の一部を削りました。
ついでに厚みが気になってた扉をプラストライプから極薄の真鍮板の切り出しに交換します。



再び構造物を載せて台座も元に戻しました。
剥がす時に破損した排水樋も付け直したり、艦首のボラードを差し直したり、他にも手直ししたり付け加えたりしてるんですが一見何も変わってないみたいですね。塗装がなくなってる部分もあるので、やや後退してるように見えたりして(笑)。



台座をばらす時にスクリューの羽根を1枚飛ばしてしまったりブラケットが剥がれてしまったのでそちらも作り直してます。

何も進んでないように見えるのも何なので、錨鎖を作りました。
方法はちょっと前にこーいちさんが掲載されていたのと同じです。
推定(ノギスの目盛りが0.05までしかないので)0.03mmの銅線を撚って平らなヤットコで少し潰します。
右が撚った状態、左が潰した後です。



実は以前の春雨型の時もこのやり方は使ってるのですが、今回の方が艦首まわりがすっきりしてるので装着した時に分かりやすくなると思います。

錨も作りました。
0.5mmのメッキ銅線を曲げて潰して切ったり削ったりしています。
紛失しないように張り合わせた極細銅線はまだ切り取らないで長いまま残してあります。
中心のシャンクはこのサイズでは先に接着すると差し込みづらくなりそうなのでホースパイプの上方から別に差し込みます。



あまり進んでない感じなのも何なので、艦橋構造物の基部を作りました。
削ったり切り出したりした部品を並べました。糸屑のように見えるのは部品ではなく糸屑です(笑)。



組み立てました。
扉は煙突基部の構造物後方に付けたものと同じく極薄真鍮板から0.25mm×0.625mm(ノギスの目盛りの関係で推定)に切り出しています。



この構造物には丸窓が3箇所あるのでドリルで開口しました。
直径は舷窓と同じく0.1mmです。



これらの艦橋基部や錨関係のパーツはできるだけ早めに塗装して船体に搭載したいと思います。
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コメント

No title

こんばんは。
なんかもう部品サイズの桁が違うんですよねぇ…小数点以下の桁が…
よくこのサイズで「剥がれた」とか「一枚とばした」とかで挫折しないもんだと尊敬します(笑)
で鎖なんですけどね、私もこーいちさんの記事みてチャレンジしてるんですが、何をどうやっても鎖になりません…(笑)
どうもやり方を勘違いしてるみたいなんですが…

No title

> 三軒茶屋さん おはようございます。

部品を飛ばして見付からないときはなんとか気を取り直してまた作ります(笑)。

撚り線をチェーンに見せる時は銅線をなるべく均等に緊密に撚った方がうまくいきます。細身のピンバイスにくわえさせて回すと細かく真っ直ぐ撚れます。
ヤットコは口の内側が平らで閉じた時に隙間なく密着するものを使うとよいです。
この技法が解説されたブログ記事を初めて見たのは模型を再開した2012年頃でしたが、その方が書かれたのは2008年でそのまた元は2006年に別の方が模型雑誌に書かれた記事のようですね。
三軒茶屋さんも見てると思いますが、2008年のブログ記事は今でも読むことが出来ますね。

No title

0.1ミリまではサイズ感の想像がつきますが…。
それ以上は無理です、絶対無理です・汗
でも縒った銅線のアンカーチェーンは700サイズに応用出来そうなので挑戦してみようかしら?

No title

> Mighty Oさん おはようございます。
以前も似たようなことを書きましたが、このサイズでこの作り方だとちょっとした誤差が重なると後で収まらない部品があったりするので出来る範囲で気をつかってます。
おかげで手直しが入ったりしてまた完成が遅れます(笑)。

このチェーンはよく見るとチェーンではないのですが、なかなかよい雰囲気です。1/700でも艦種によっては使えるのではないかと思います。
特に駆逐艦クラスだと市販のチェーンのかなり小さいサイズでもオーバースケールだったりしますし。

No title

雉はピットロード700で作りました かなり小さい艦でした もう全く別次元の作業ですね 完成も楽しみですが 作業工程もじっくり勉強させて頂きます!

No title

> 呉クレタコラさん こんにちは。

松型と比べても小さいですね。

私はピットの雉は買いそびれたままで持ってませんが、ポーランドanswerのカードモデル1/200雉を部品構成の検討の為の資料のひとつとして使っています。

今後も進行の遅い制作記事になると思われ 何かの参考になるかどうかもわかりませんが、
どうぞよろしくお願いいたします。

No title

こんばんは。
糸屑が普通に部品に思えてしまう細かさ(笑)。素晴らしすぎます。これだけ丁寧に制作しても、気になるところを妥協せずに直されて…。凄すぎますね。

No title

> こーいちさん こんばんは。

極小スケールでは寸法と形状の折り合いをつけるのが難しくてなかなか思うようにはいかないですね。

前回書いたように煙突基部の構造物はいったんはそのままいくことにしてたんですが、あとの工作に支障が出るかも?と思うとどうも気になって、剥がしてしまいました。
もっと後に気になっても他の工作が進んでると後戻りが出来ませんので。

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まるねるど

Author:まるねるど
小さい模型や小さい木彫など